延床面積　183.72㎡（55.57坪）

重厚さを備えた和モダンの風情が漂う
『大きな軒のある家』

建物を跨ぎ、敷地を横切るように左右に大きく広がった軒が印象的。ご夫婦の要望であったガレージのある間口の広い建物という条件の中で、和モダンの雰囲気が漂う重厚なファサードをデザインした。

玄関前のアプローチに設けた縦格子のルーバーは、抜け感のある適度な目隠し効果に加え、モダンで洗練されたイメージに仕上げている。

玄関～ガレージへつながる動線には軒があり雨でも安心。玄関内の土間部分にもガレージと直接つながる出入口を設けており、建物内からの往来も可能になっている。

石材調の素材で仕上げたアプローチの床や玄関まわりの外壁、レッドシダー材を張った軒天や目隠しのルーバーなど、素材の質感を生かしてデザインした。縦格子のルーバーのおかげで採光や風通しがよく、圧迫感も感じさせない。

南側からの光が差し込む明るく広々としたLDK。キッチン横には家事の合間にちょっと休憩したり趣味の時間に使ったりできる多目的コーナーを設置している。

LDKの奥に設けた吹き抜けからの光が差し込むサンルーム。室内干しの設備を設置しており、雨の日でも気兼ねなく洗濯ができる。

キッチンは奥様ご希望の『タカラスタンダード製』。お手入れがしやすく壁を使ってマグネットで収納できるホーローのキッチンパネルなど、ちょっとした便利さの数々が奥様のお気に入り。

天然石や石材調タイルをふんだんに使い、重厚な印象に仕上げた玄関。正面の壁は玄関への南側からの採光を確保するため、上部を部分的にガラス張りにしている。横の扉からは客間として設けた和室につながっている。